北米版DVD「紅桜」感想
※乱文・腐った妄想ご容赦!

日本語でも視聴できますが、せっかくなので英語音声+英語字幕で。
せっかくといえば北米版はBlu-rayなんですけど、日本語版より画像が美しいとかは特に感じないです。
パソコンで見てるせいかも。

物語の始まり方は当然ですが、日本版と同じ。
そして、これまた当たり前なんだけど、科白と字幕が微妙に違う。
科白で「Gin san」となっているのに字幕が“Gin!”に省略されてる程度から、どう考えても1文くらい字幕省略してるよね?程度まで色々。
字幕はどうしても文字数が制限されるので仕方がないとはいえ、かなり残念。

最初、銀さんの声に違和感があったけど、これはすぐに慣れました。
新八の“Katsura san”、“Takasgugi san”のイントネーションにはどうしようもない違和感があって(普段言い慣れていない言葉を必死で 発音してる感じに聞こえてしまう)、気にしないようにするのにはちょっとした努力が。
無理矢理に表現すれば、「かつうーらさん」「たかすうぎさん」と呼んでいるように聞こえるというか、間延びして聞こえる感じ。

松陽先生のお声はなかなか素敵で、滑り出しはまずます順調……だったんだけど、桂さんのお声が渋い、てか想像以上の低音なのにちょっとびっくり。
攘夷4の中でも一番低いお声じゃないかと。
でも二枚目っぽい声には間違いないです。

おもしろい、と思ったのはエリザベスを“she”って言ってること。
万事屋のシーン、三人が「she, she」言ってるのがなんとも不思議。
でも、後半、ヅラザベスを見た高杉の手下達は“he”って言ってるんですよね。
前者は、「エリザベス」という女性名がつけられていることを知っているので“she”、後者は、名前なんて知らないし、加えて着用しているのが男物の着物だからの“he”でしょうか。うーん。
中の人はエリザベスの他に万斉、ハタ皇子も演じておられます。

この作品、一人何役もされてる方が多いです。
(声優さんについてはPCサイトにページを設けてありますので、よろしければそちらを見てやって下さいませ。携帯では上手く表示できなさそうなので こちらには置いていません、すみません)

エリー関係で感心したことがもう一つ。「どら焼き横からの図」が「ハンバーガー横からの図」に変わってました。
そりゃ、どら焼きってなに?ってなりますもんね。
そういえばエリーの回想シーンに出てくる 「いちごパフェ」も「アイスクリーム」に変わってた気がします。

さてさて、紅桜と言えば、桂さんの髪を舐る似蔵の変態っぷりが見所の一つ(?)ですが、「まるで女のような……」の科白、聞き間違いじゃなければ“just like a girl”でした。
ガールだよ、ガール。
似蔵、何言ってんのぉぉぉぉ!?と思いましたけど、一応辞書をひきました。
未婚の女性とか、女の子、少女という意味に混じって「なよなよした男、おかま」が。
まさかこれか?
違うよね?
……似蔵が実際にどういう意味で使ったのか解らないのがもどかしい……。

で、唐突だけど、高杉の登場シーン。
あの”いっちゃってる”雰囲気によくあった声で、(おお!)と思いましたです(あ、すっかり忘れてましたけど、近藤さんも土方も、沖田もなかなかお似合いな声でした)。
武市先輩の変態度がちょいと低い気がしましたが、全体的にいい感じ。

船上のシーンでは、特に神楽ちゃんのがんばりが白眉。

“Zura! I'm coming for you!”って叫ぶ、その必死さ加減は釘宮さんに負けてない。
アメリカの声優さんもさすがに上手いわ〜とプロ対して失礼な感想なんだけど、素直に感動&感心しちゃいました。

そして、残念なお知らせーという程でもないけど、銀さんの「ツレ」発言は“comrade”でした…。
後の方で、高杉が桂さんに「銀時と春雨相手に〜」と言う科白は“with your buddy Gintoki”って言ってたんだけど。
“comrade”,“buddy”の使い分けはどんな感じなのかな?
前者の方がかたい感じ?
buddyって、「相棒」とかいう感じでもっと親密っぽい気がするんだけど。
英語の素人考えだと、“with Gintoki”だけでええんとちがうの?と思うんですが、どうなんでしょ?
しかもわざわざ“your buddy”という、ちょっとくだけた感のある(これも素人考えかもですが)表現を使うところに、高杉の(おまえらは!グギギギギギ)という歯ぎしりでも聞こえてきそうな悔しさが滲み出てる気がするのは、 腐りきった妄想なんでしょうか。

急患が出たときの飛行機の中風に「どなたか英語が堪能な方おられませんか?英語に不自由すぎて頭を抱えてる方がおられます(本人だけど)」って 生きた英語の解る方を探して回りたい気分。

閑話休題

もういっこ、「へ?」と思ったのが白夜叉。
“White Knight”って言われてた。
てっきり“Devil”とかかなぁと思いこんでたんだけど、やっぱキリスト教国で“悪魔”は まずいというか、おいそれとは使わない言葉なのかな?

桂さん再登場シーン。
この低音ボイスが、「ほら見て、今にも襲いかかってきそうな雰囲気だよ?」でどう変わるかとわくわくしてたのに、代わり映えなし(に、聞こえました)。
最初から最後まで ぼけなかったのが残念。
「ルパンか?」のところも淡々とお返事(に、聞こえました)。
演出の指示なんだろうけど、物足りないことこの上なし。
でも、「さぁらばぁ!」が“See ya!”になってたのが、ちょっと軽めと言えば軽めなのかも。

少し話は戻って、心底リスニングの力が欲しいと思ったのが共闘シーン。
「友だちなんていたのか そりゃあ、勘違いだ」の後、「斬り殺されたいか貴様!」の桂さんの科白、どうやら勘違いでもあったのか、春雨の一人(葉っぱ咥えた奴)が銀さんに言ってる気が…。
本来の桂さんの科白をそのまんま言ってるわけじゃなさそうですけど、 本当のところが気になって仕方がないです。
銀さんの科白の後、誰が、なんて言ってるのかなぁ。

最後にー

Takasugi,I've never liked you. And I still don't.
だそうですが、この“never”は使わなきゃいけないもんなんでしょうか。
かなりキツイ言い方ってことはないの?
もし、表現として(文法的な)有りなら“have disliked”のほうが柔らかいってことはないのかな?

英語は苦手、嫌い、つまり解らないーなのでどなたか教えていただけると本当に助かります。




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